前職は美容機器メーカーの営業事務で、お客様からの問い合わせ内容を会話の中から汲み取り、お悩みやお困りごとを解決する仕事。ここでの経験は、暮らしの困りごとを解決するコンシェルジェの立場でも活かせると思い、志望しました。生活総合支援サービスは未経験の業種でしたが、主婦として身につけた掃除や料理、育児などの主婦力を活かせる点に魅力を感じたことも入社動機となりました。
私自身、日頃から子育てをしながら働くことの大変さを感じていました。だからこそ同じような境遇にいる方々の気持ちを理解し、共感できる立場として、クラッシーを通して社会に貢献できるのではないか、そんな想いを強く抱き、ここでの挑戦を決意しました。
家事サービスのコンシェルジェという立場で、事前訪問から、プランの提案、見積作成、受注、契約までを行い、そしてスタッフ管理、シフト調整、協力会社の手配調整なども手がけています。また、サービススタッフとして現場に赴くこともあれば、百貨店にあるコンシェルジェデスクに自ら立ち、相談の窓口になることもあります。
暮らしぶりもご事情も異なるので、10家族あれば、10通りのサービスがあるという前提で仕事をしています。お客様の立場になり、考え、行動することを心がけ、また、お客様一人ひとりとの最適な距離感を保つことも大切にしながら、それぞれに合うプランとサービスを提供できるよう気を配っています。一方、サービススタッフの個性にも目を向け、それぞれの良さを活かすシフトの工夫もしています。
お客様のプライベート空間に入らせていただき、それこそ家族の一員のような立場で寄り添い、お手伝いをして、それがお客様の笑顔や暮らしの快適さを生み、という結果につながったときに、大きなやりがいを感じます。そしてお客様からの信頼が深まり、継続的にご相談していただけるお得意様が増えていくことも、この仕事の喜びです。
健康面で不安があり、この先続く入退院や通院のこと、ご家族の生活のことを危惧されているお客様がいて、その介助サービスに入った際に「クラッシーを知って救われ、そして頼れる存在となった今はすべての不安が無くなりました」と仰っていただいたときは、嬉しかったです。こうした感動を味わえるエピソードを積み重ねられること、それが私の人生にとっての財産になっていくのかもしれません。
前職では「モノ」の販売でしたが、今は目に見えない「サービス」を扱うようになり、その難しさに直面しています。ご相談内容も幅広く、決まり切ったサービスのカタチもないので、常に新しいことへの挑戦の連続です。でも、物事を多面的に捉えるようになり、問題解決のための試行錯誤を繰り返す中で、「暮らしの知恵」が豊かになっていくのを感じます。その結果、自分の暮らしにも変化が生まれ、人生そのものも満たされていく、そんな感覚を今、味わっているところです。
クラッシーのコンシェルジェサービスの良さは、ルールを押し付けるのではなく、お客様に寄り添ったサービスをご提供するという点だと思います。お客様のニーズを理解する柔らかな心をもったコンシェルジェやサービススタッフ、そしてサービス品質の高さは他にはない強みだと思っています。
人と人のつながりや温かさを感じられるサービスを通じて、暮らしを優しく見守る目線や心配りが着実に地域社会に浸透していくプロセスを感じられることが魅力です。文字通り、お客様の困りごと、頼みごとに最大限の誠意をもってお応えする“コンシェルジェ”冥利に尽きる仕事が、ここにはあります。そして何より、この仕事を通じて大きな社会貢献を果たしながら、自らも人間的に成長していけるのが、いちばんの魅力です。